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 県境稜線の旅

大御影山〜粟柄林道
概要  粟柄林道は、福井県美浜町から滋賀県に抜ける林道であるが、福井県側から入って、県境の所で通行止めとなっている。大御影山へと続く県境稜線は、この県境からであるが、登山道は、この林道を滋賀県側に1時間ほど歩いた所から始まっている。この登山道は、昔の近江坂の一部で、登山口から逆に滋賀県側に歩けば、今津町の酒波寺に続いている。
 一方、この県境稜線上にも、一般的ではないが、結構しっかりとした道があるので、この道を紹介する。
コース案内
○粟柄林道県境から近江坂古道へ
 美浜町新庄から粟柄林道に入り、県境を目指す。大谷山登山口を過ぎると、すぐに県境となる。林道は、県境で通行止めとなっており、鎖がかけられている。通常、大御影山へは、この林道をさらに1時間ほど歩き、滋賀県側の登山口から近江坂の古道に入るが、県境から直接近江坂に向かうことにする。
 鎖で止めてある林道を50mほど進むと、右手に少し開けた地点がある。ここが登り口であるが、ちょっとわかりにくい。山に入っていくが、はっきりとした道らしきものはない。踏み跡を辿って、急斜面を左手の尾根目指して、強引に登る。尾根に出ても、はっきりとした道はないが、踏み跡程度の道が付いている。急な尾根道をしばらく登ると、一旦平坦になる。この当りで、右に下る道もあるが、稜線上を進む。すると、突然、左手から深く掘られた古道が合流する。(この道を下っていくと、山に向かって左側の谷に下っていくが、植林帯の中に入り、藪に覆われてしまう。)
 この合流点からは、しっかりとした古道が近江坂に向かって続いている。道もなだらかとなり、ブナなども点在する気持ち良い道である。また、イワウチワの群落もあり、季節には目を楽しませてくれる。所々、立ち木が邪魔をしている所もあるが、深くえぐられた古道が続く。このような道を約30分も歩けば、近江坂の古道に出会う。ここは、滋賀県側登山口から約20分程登った地点であり、近江坂を辿れば約40分で、大御影山山頂に着く。

参考
タイム
  粟柄林道県境→20分(15分)→古道出合→30分(20分)→近江坂出合→40分(30分)→大御影山
(注)( )内は、逆コースの時間。
地図
参考
リンク
 
(以下の情報は、あくまで山行時点での様子です。現時点でどうかは不明です。)