県境稜線の旅
V | 粟柄林道〜大谷山 |
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概要 | 大谷山は、頂上が笹に覆われた気持ちの良い山である。粟柄林道から大谷山へは登山道があり、この道が県境稜線を通っている。 |
コース案内 |
美浜町の新庄を経由して粟柄谷林道を県境へ向かう。県境手前右手に屋根付きの休憩所があり、その先右手に広い空き地がある。さらに少し進むと左手に大谷山と記された小さな看板がある。その先で林道は二又になっているので、その手前を探してほしい。車は、看板の反対側の林道横に止められる。 登山口からは、いきなり雑木林の中の急斜面の登りとなる。赤いテープや紐が付けられており、これを見失わない様に登って行く。この先も山頂までテープや紐が付けられているので見失わない様に忠実にたどってほしい。急斜面を10分程登ると、斜面はややなだらかとなり、さらに10分程で左から尾根が合流する。この合流点は下山時に間違いやすいので、しっかりと覚えておいてほしい。ここには、「新庄」「大谷山」と書かれた看板が付けられており、道は右に大きく曲がる。 この先は、はっきりとした尾根上の道となる。主にブナの木に覆われた尾根を気持ち良く登って行くが、所々昔使われていたと思われる深く掘られた道が交差している。次の820m位の小ピークまでの間に2箇所ほどきれいなブナ林がある。小ピークまでは、ピクニック気分で楽しい尾根歩きが楽しめる。小ピークの手前で左からの尾根と合流するが、ここも下山時に迷いやすい所である。ここにも「新庄」と書かれた看板が掛かっている。最初の尾根の合流点から約25分で小ピークに着く。 この小ピークから道は左に曲がるが、この先は林の様子がこれまでと大きく変わる。これまでの大きなブナから、細く曲がった潅木に変わる。熊笹も繁ってきて、潅木とで行く手を遮られる。歩きにくいが、赤いテープに導かれ、この辺りはまだ道を追いかけやすい。小ピークから下り、鞍部の辺りで小さな沢(水は流れていない溝のような所)を横切る。ここはやや左に回り込みながら進むが、この辺りから道があやしくなってくる。目印のテープや布を見失わない様に進んでほしい。鞍部から10分程登ると潅木の林が切れ、熊笹の中の道となる。足元で道を探しながら進む。山頂付近が見えてきて、潅木と熊笹が混じってくる頃から道はほとんどなくなってくる。見晴らしがきく時は山頂に向かって、見晴らしがきかない時は赤いテープや布を頼って山頂に向かう。熊笹にススキが混じってくると山頂はもうすぐである。 山頂には三角点があり、熊笹の背も低くなりちょっとした平地になっている。弁当を広げるには良い所である。展望もすこぶる良い。帰りは元来た道を下るが、間違えやすい所が何ヶ所かあるので、目印のテープなどを見失わないように慎重に下ってほしい。 |
参考 タイム |
登山口→45分(25分)→820m位のピーク→50分(35分)→山頂 |
地図 | ![]() |
参考 リンク |