山の最新情報です(各山の概要と合せてご覧下さい)
<「若狭の山々」発刊以降の情報を提供しています>
山名 | 尼来峠 | |
最近の状況 | 2003.11.22 | ●尼来峠から頭巾山への縦走を行いました。「山歩仲間」の方が刈り込みをして頂いており、また標識の設置や、虎のテープで目印を付けて頂いていたお陰で、大した苦労もなく縦走することができました。以下の新しいコースの欄に、コース紹介を掲載します。 |
2004.4.10 | ●福井県側から尼来峠に至る古道を復活し、標識を設置しました。問題なく、峠まで行くことが出来ると思います。以下に、コースガイド(「若狭の山々」の改訂版)を掲載します。 ●林道工事が行われており、4月25日まで工事中との表示がありました。この間に行かれる方は、名田庄村役場に確認されたほうが良いと思います。 |
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2004.9.26 | ●林道は、最後の堰堤まで通行可能でした。 ●登山口手前の林道は荒廃し、草木が生え込んでいます。わずかな区間ですので、注意して歩いてください。 ●尼来峠〜尼公峠の情報を、「県境稜線の旅」コーナーに記載しました。また、尼公峠までの道は、「最新情報」コーナーに、追加情報として記載しました。 |
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2005.4.29 | ●登山口付近で、材木の切り出し作業が行われていました。林道は、大型トラック通行の為、良く整備され、登山口まで車では入れます。 ●材木切り出し、運搬作業が行われていますので、作業との関係は、要注意です。 |
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2006.10.10 | ●登山口付近が、伐採のため通行不能との情報を「やまご」さんより頂きました。写真では、ひどいことになっているようです。しばらくは、入山は控えた方が良さそうです。 ●伐採作業終了の頃、様子を見に行ってきます。 |
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2007.5.14 | ●以下のような情報を、山歩仲間の方より頂きました。 「尼来峠周辺:峠の北・P581から丸山(P761)の東面はほとんど伐採が完了して殺風景な谷間が見渡せるようになっていました。残材もほぼ片付けられているようですから、尼来谷からのアプローチルートは以前より判りやすくなっています。 ただし、峠から谷間までの旧峠道も完全に伐採されてかえって判りにくくなっているかも知れません。」 |
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2007.12.24 | ●尼来峠周辺の伐採状況を確認してきましたが、見るに忍びない、ひどい状況でした。 ●昔の峠道の面影は全く無く、禿山でした。木が伐採されたためか、道も崩れかけており、そのうちに古道は完全に消滅するのではないかと思います。 ![]() |
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新しいコース | 尼来峠〜頭巾山への縦走(参考記録) 名田庄村の「道の駅」付近から、標識に従って、野鹿の滝方面へ進む。途中、野鹿の滝へは左に入るが、そのまま直進する。右に道木谷、片又谷を分け、尼来谷林道を進む。堰堤が三つあり、最後の堰堤まで、車で入ることが出来る。この辺りには車を数台駐車できるので、ここから歩き始める。ここからも林道が続くが、だんだんと荒れてきて、標高390m位の二俣のところで、道は終わる。 ここからは、二俣の間の尾根に取り付く。尾根に沿って高度差にして100m弱登った所で、右にトラバースしていく踏み跡があるので、右にトラバースしていく。尼来谷の源頭部で、道はわかり難くなるが、少し北に振るような感じで古い踏み跡を進むと、峠へのしっかりとした道が見つかる。(我々も、残念ながら、尼来谷源頭部からの正確な道はトレースできてない。ただし、峠からは明瞭な道が尼来谷左岸に向かって下っている)ここからはジグザクに峠への最後の登りが続き、お地蔵さんの祭られている峠に出る。駐車地点からは、1時間も見ておけば十分である。なお、尼来谷源頭部からそのまま谷を詰めても、さほど時間が変わらず尼来峠付近(たぶん峠より少し南側)にたどり着くことができる。 峠からは南方向に明瞭な道が続いている。P564は、左から巻いていく。はっきりとした道が続いており、やがて650m位の小ピークに着く。ここからしばらく東側に進むと、同じような高さの次のピークがあり、そこから尾根は南に方向を変える。このあたりも、少し笹が生え込んでいるところがあるが、問題なく通過できる。ここからは一旦下って行く。 鞍部からは、急な登りが待っている。木をつかまないと登れないような所もある。道は基本的に尾根筋にあるので、尾根を外さないように進む。やがて傾斜が緩やかになり、しばらくで、P761に着く。ここは広く、平らな所で、方向を間違いやすい所なので、注意が必要である。県境稜線は、右方向に続いている。テープを確認しつつ進んでほしい。このあたりには、ブナの美しい林が広がっており、林の美しさを楽しみながら進んで行く。 P761から下っていくと、すぐに690m位の地点に着く。ここからは、道は左手方向(南方向)に方向を変えるが、うっかりすると北西方向に延びる支尾根に迷い込んでしまうので、注意が必要である。この尾根にも明瞭な踏み跡があるが、両側が植林となっており、これまでと雰囲気が変わるので、林の雰囲気で間違いに気付く。(我々も、この尾根に迷い込んでしまった。) ここからは、一旦下り、その後はまた急な登りが待っている。やがて、傾斜も緩やかかとなり、熊笹の中、美しい林を楽しみながら進むと、P765に着く。ここも、広い、平坦な所で、進む方向を間違えないように注意が必要である。小さな標識があり、それに従って、Uターンするように、左手に進む。ここからは根曲り竹の中の中の道となるが、「山歩仲間」の方が刈り込んで頂いているので、さほど苦労もなく進むことができる。元のままなら、とても歩けるような道ではないと思われる。刈り込みをして頂いた方に感謝しながら進むと、綾部からの登山道に出合い、しばらくで頭巾山山頂に着く。 山頂から福井県側には、元来た道を50mほど戻ると、右に道がある。しっかりとした登山道があり、シーズンにはシャクナゲの咲き誇る登山道を下っていけば、頭巾山登山口に着く。 【コースタイム(参考)】 尼来谷最後の堰堤→(1:00)→尼来峠→(0:30)→小ピーク・南へ曲がる地点→(0:30)→P761→(0:20)→690m位の小ピーク→(0:30)→P765→(0:30)→綾部からの登山道合流→(0:20)→頭巾山山頂→(0:50)→頭巾山登山口(野鹿の滝上流/滝まで30分) |
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尼来峠への道(古道) 小浜から車で尼来峠へ向かうには、国道162号線を南下し、納田終(名田庄道の駅手前)で右折して南川沿いに進む。中野集落、老左近集落を通りさらに進むと、野鹿谷林道の分岐に着く。左は頭巾山の登山口へ続く林道である。道路の舗装はここで切れ、地道を直進するとすぐに右手に道木谷林道を分ける。昔は、納田終の人が小浜に行く際にこの道木谷を通って、大飯町の佐分利へ出て、本郷から鉄道で小浜へ行ったそうである。バスが通っていなかった頃の話である。 さて、この分岐を見送りさらに車を進めると、片又谷の分岐に着くが、道なりに尼来谷方面に向かう。車はこの先も3番目(最後)の堰堤まで行くことができるが、林道が荒れていて、不安があればここから歩き出すことになる。 3番目の堰堤は、標高約330m付近にあり、堰堤の少し先の道路脇に数台駐車できるスペースがある。 駐車地点から、約15分程行き、林道もほとんど形を無くしてくる頃、二又に着く。この間の尾根が、尼来峠への道である。ここの登山口には、標識が設置してあり、見間違うことはない。 登山口から、いきなり急登となるが、10m程登れば、緩やかな尾根となる。この尾根を5分程登ると、道は尾根の右にトラバースしていく。尾根から外れる地点にも、標識があり、間違うことはない。 道は、尼来谷の右岸を高巻くように付けられており、笹が少し生えこんでいるところもあるが、気持ち良い峠道の雰囲気を残している。 登山口から20分程で、尼来谷の源頭部に着くが、ちょっとした広場になっており、気持ちの良い所である。道は、尼来谷を横切るように右の尾根に向かって付いている。このあたりは、下草が茂るとわかり難いが、標識を辿れば、難なく右手の尾根の明瞭な道に出会うことができる。 右手の尾根に付けられた道ははっきりとしており、10分程で、お地蔵様の待つ尼来峠に行くことができる。 【コースタイム】 尼来谷最後の堰堤→(0:15)→二又(登山口)→(0:20)→尼来谷源頭部→(0:10)→尼来峠 |