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    追加の山の情報です
       <「若狭の山々」発刊以降追加した山の情報を提供しています>

山名 千 石 山 
コース紹介 天徳寺から千石山へ
  千石山は、若狭町の上中駅の南側に位置する山で、一般的な登山ルートはない。「福井の山150」(増永迪男著)では、瓜割の滝のある天徳寺から林道を遡り、林道終点から沢沿いに登るルートが紹介されているが、かなりの経験のあるメンバーでないと、沢沿いの道は難しいかもしれない。ここでは、同じ天徳寺から入るルートであるが、尾根を使ったルートを紹介する。

(コース紹介)
 天徳寺の駐車場に車を止め、瓜割の滝方面に歩き出す。右手に瓜割の滝に入る道を見送り、そのまま林道を進む。途中、猪よけの電柵があるので、一旦外して通過する。(通過後、必ず復旧すること)しばらくで、林道が沢から離れ、右に曲がるが、ここは、林道から外れ、まっすぐの作業道を沢沿いに進む。やがて、再び林道に合流するので、今度は、林道を左に進む。そのまま林道を進むと、林道が右に大きく曲がる地点に来る。この曲がる地点の少し先が、尾根に取り付くのには良い。
 取り付きやすい地点を見つけて、斜面を登りだす。しばらくは急傾斜であるが、藪は薄いので、そう苦労もなく登れる。やがて、尾根らしい所に出て、ここからは踏み跡程度の道もあって、楽に登ることができる。しばらくは、急斜面が続くが、P542あたりまで来れば、後は快適な尾根道となる。
 途中から、右手が植林、左手が自然林のパターンとなり、全面自然林となると、しばらくで山頂に着く。
 山頂付近は綺麗な林が広がっており、山頂から駒ヶ岳に向かう長い尾根が続いている。

(コースタイム)
天徳寺駐車場→1時間10分(50分)→尾根への取り付き→1時間40分(1時間10分)→千石山
( )内は、逆コースのコースタイム

千石山〜駒ヶ岳への縦走コース
 前半は、桧の植林が左手にあり、少し鬱陶しいが、後半は、美しい自然林の広がる快適な尾根歩きが楽しめる。全体にアップダウンの少ないなだらかな尾根であり、尾根は比較的すっきりとしてわかり易いが、何箇所か尾根の分岐で注意する所がある。(今回の山行で、要所要所に赤テープを付けた。)地図と磁石は必携で、慎重に進んでほしい。登山道としての道はないが、作業道のようなものがほとんどの区間であり、また、木が生えこんでいる所はないので、藪漕ぎの必要はない。

(コース紹介)
 千石山から南東方向に下っていく。最初は尾根が広いので、尾根を外さないように慎重に下る。10分ほどで、尾根巾が狭まり、快適な尾根歩きとなる。この辺りには、赤の細いプラスチック杭があり、コースの目印となる。尾根はなだらかで、迷うことなく歩ける。やがて、左手に桧の植林が現れ、少しうっとおしくなる。この辺りには、作業用の道も見られる。しばらく左手の桧の植林と右手の自然林の間を進むが、やがて、小ピークに着く。ここは、地図上で尾根が東に曲がる地点で、山頂からここまで約45分である。
 ここを左手に折れるように曲がり、下っていくと、広場のような気持ちよい地点に出る。ここでは、左手に展望も広がる。しばらくで、次のピーク(南北に伸びるピーク)に着く。この辺りから、植林は終わり、綺麗な林が広がる。さらに進むと、650mのピークに着く。
 ここでは、右手に折れるように、綺麗な尾根を下っていく。鞍部より、登り返すと、642mピークに着く。ここも、右手に曲がるが、逆コースから来た場合、注意すべき地点である。さらに進むと、647mピークに着くが、ここも、右へカーブしながら下っていく。ここも、逆コースの場合、要注意である。
 しばらくで、駒ヶ岳への登りが始まるが、尾根が広く少しわかり難い。ここは、高みを目指して、慎重に進む。やがて、再び明瞭な尾根となる。このあたりには、所々、大きな岩がある。山頂手前から再び、尾根巾が広くなり、すぐに山頂に着く。逆コースの場合、慎重に、進む尾根を捕まえる必要がある。

(コースタイム)
千石山→1時間10分→P650→20分→P642→10分→P647→40分→駒ヶ岳
(注)逆コースも、ほとんど同じ時間で歩くことが出来ると思われる。
地図