県境稜線の旅
H | 棚野坂〜西畑越(オバタケダン) |
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概要 | 西畑越は、棚野坂の途中の六地蔵から分岐し、京都府美山町の知三・西畑に抜ける峠である。昔の往来はかなり多かったようで、今なお、しっかりとした道が、少なくとも京都側への下降点である、オバタケダン(729m)まで、残っている。 なお、六地蔵から県境稜線までは、棚野坂の最新情報を参照されたい。 |
コース案内 | 棚野坂の標識から県境稜線を北東方向に登って行く。この先に関電の無線中継所があり、その作業用の太い道が続いている。すぐに無線中継所の建物に着き、右手に回り込んで、県境稜線を下っていく。下った所で、左から道が合流するが、これが六地蔵から続く、西畑越の道である。ここには、「西畑越」の標識を設置している。この辺りには、ブナが点在している。 ここから県境稜線を東方向に進む。尾根はなだらかで、尾根の左側に幅の広い古道が続き、周りには美しい林が広がる。689mのピーク手前で、古道は左手に巻いて行く。この古道は、次の山九〇の境界標のあるピークの先まで巻き道として続いている。 県境稜線に沿って、689mのピークを目指すと、このあたり一部左手に杉の植林があるが、植林が終わったあたりで、山九〇の境界標のあるピークに着く。ここで県境稜線は、左に90度折れ、熊笹の中を下っていく。下ったあたりで、先ほどの巻き道と合流する。 この先もなだらかな尾根を進むが、途中に、かなり下から枝分かれした、立派なブナの巨木がある。鞍部からは、オバタケダンに向かって急な斜面が待っている。古道は、ここから右手を巻いて行くようである。そのまま、急斜面を2段に亘って登っていくと、熊笹の密度が濃くなり、県境稜線からオバタケダンへ分岐する地点に着く。ここには、標識を設置している。 県境稜線は、この分岐から左手方向に下って行くが、この分岐の右手の小高い所が、オバタケダンで、三角点がある。ここからは、京都側の見晴らしはとても良い。オバタケダン山頂から東に向かって、タケガダンを経て、西畑に下っていく踏み跡が続いている。 |
参考タイム | 棚野坂→(5分)→西畑越の道合流→(20分)→山九〇の境界標のあるピーク→(20分)→オバタケダン (逆コースもほぼ同じ時間で歩ける) |
地図 | ![]() |
参考 リンク |