山の最新情報です(各山の概要と合せてご覧下さい)
<「若狭の山々」発刊以降の情報を提供しています>
山名 | 赤坂山・三国山 | |
最近の状況 | 2001.8.12 |
●福井県民体育大会の山岳競技が、ここ赤坂山、三国山を会場に行われました。 ●美浜町の松屋集落からのコースでしたが、道はとても良く整備されており、快適でした。秋の紅葉シーズンには是非訪れてほしいものです。 |
2001.10.7 | ●秋の山は気持ちが良いです。福井県側の折戸谷林道からの登山コースにはトリカブトの花がたくさん咲いていました。 |
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2001.11.24 | ●赤坂山から大谷山への縦走路が美浜山遊会により整備されています。熊笹とススキの気持ちの良い尾根が続きます。是非挑戦してください。下欄の新しいコースにコース案内を記載しました。 ●赤坂山山頂からは、雪に覆われた白山連峰が見えました。 |
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2003.4.27 | ●粟柄越から新庄側に少し下った所にカタクリの花が咲いていました。またひとつの発見です。 | |
2004.12.18 | ●赤坂山から大谷山への縦走コースは、下記のコース案内記載の状況よりずっと整備されていました。寒風山は、切り開かれ、広場となっていました。 ●ススキと笹の道は、2m程の巾で刈り込みがされており、何の心配も無く歩けるようにはなりましたが、あまりにも立派に整備されすぎ、以前のような静かな雰囲気がなくなったのは残念です。 |
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2005.6.4 | ●折戸谷林道から直接三国山に登るコースを、下記の新しいコースに追加しました。 ●三国山北方の県境稜線は、ベニドウダンや、サラサドウダンなどが真っ盛りでした。 |
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●マキノから黒河峠に向かう林道は、かなり荒れていました。普通車だとかなりお腹を擦りそうです。 ●黒河峠から県境の尾根を、三国山を経て明王の禿に至るルートを県境稜線の旅(X)に追加しました。ただし、藪尾根で、ルートはかなり複雑ですので、一般的ではありません。 |
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新しいコース | ○赤坂山から大谷山へ ■対象:一般コース(中級) ■1/25000地図:三方、敦賀、熊川、海津 ■1/50000地図:敦賀、熊川、竹生島 (概要)赤坂山から大谷山へ続く尾根は、熊笹とススキに覆われた、緩やかな起伏の気持ちの良い尾根である。左手には琵琶湖の展望が広がり、すばらしい眺めを楽しみながら歩くことができる。これほど長い笹原の稜線歩きができるのは、この辺りでは他にないであろう。道は熊笹がきれいに刈り払われており、快適に進むことができる。ただし、刈り払われた熊笹の先が靴に刺さるので、運動靴ではなく、登山靴が必要である。また、熊笹が伸びる可能性があるので、これからもずっとこの快適なコースが維持されるとは限らないので注意が必要である。 このコースを縦走するには、赤坂山もしくは大谷山いずれかの登山口に別の車を事前に配車しておくか、2パーティーで交差登山する必要がある。 (コース紹介)赤坂山から大谷山へ 粟柄峠までは、赤坂山・三国山の項を参照されたい。また、大谷山からの下山は、大谷山の項を参照されたい。(それぞれのコースの詳細は「若狭の山々]をご覧ください。) 折戸谷林道から、赤坂山に登り、粟柄越に行く。ここには標識があり、マキノスキー場方面の右、大谷山方面は「行き止まり」と表示されている。「行き止まり」と表示された方向に、熊笹とススキ原の中に付けられた道をゆっくりと登っていく。鉄塔の所で、左に曲がり、すぐに右に入る。ここには、美浜山遊会の標識がつけられている。この先も何箇所か標識がつけられており、所要時間も表示されている。(ちなみに赤坂山山頂には、大谷山まで2時間30分の標識あり。)熊笹は刈り込みされており、所々柘植の低い木が混じっている。 粟柄越から10分強で、小ピークに着く。ここには大谷山まで2時間の標識がある。ここから下っていくと、一旦潅木帯に入るが、すぐに笹原となる。この先も所々林に入るが、ほとんどが笹原である。笹の背も低く、道の部分は良く刈り払われているので快適に歩くことができる。ただ、切られた笹の先が靴に刺さるので注意が必要である。左手に琵琶湖そしてその先には伊吹山があり、また右手には若狭の山々と日本海が広がる。展望抜群のなだらかな笹原の尾根道が大谷山まで続いている。 やがて、次のピーク(P841の右)に着き、そこを過ぎると潅木の中を急に下りだす。鞍部からは再び笹原となり、しばらくで赤坂山1時間の標識に出会う。さらに小さなピークを越えると、潅木帯に入り、大谷山1時間の地点に着く。ここを過ぎるとすぐに道はT字路に突き当たる。ここはP859からの尾根との合流点で、左へ進む。この先右手下にくぼ地があり、その辺りは道がすこしわかりにくい。テープを頼りに左手の小高い所を目指して、尾根を外さない様に進む。道は下って行き、やがて大谷山手前の最後の鞍部に着く。 笹原の中に切り開かれた気持ちの良い尾根道をゆっくりと登っていく。ふり返れば笹原の中に歩いてきた道がくっきりと残っている。また、右手には大御影山方面の長い山稜が広がっている。最後の登りを登りきると、813.9mの大谷山山頂に着く。赤坂山から普通に歩いて2時間、ゆっくり歩いても2時間30分見ておけば十分であろう。頂上は、ちょっとした広場になっており、360度さえぎるもののない展望が楽しめる。 ■コースタイム 折戸谷林道・赤坂山登山口→1時間20分→赤坂山→10分→粟柄越→30分→小ピーク(P841の右)→30分→T字路(P859からの尾根との合流点)→45分→大谷山→1時間→粟柄谷林道・大谷山登山口 (赤坂山〜大谷山間は、逆コースでも同じ時間で歩ける。) ○折戸谷林道から三国山へ 美浜町新庄から、粟柄林道、折戸谷林道を経て、赤坂山(粟柄越)登山口に向かう。右手の登山口を過ぎて、さらに車を走らせると、左手に大きな空き地がある。この先もジープタイプの車であれば進むことができるが、道が悪くなるので、ここに駐車した方が良い。この先、登山口まで、歩いても15分程である。 登山口は、林道右手にあり、送電線巡視路となっている。プラスチックの階段の付けられた、谷沿いの道を登っていくと、トチの巨木に出会う。この先で、道は二手に分かれるが、右は、すぐそばの送電線鉄塔に向かう道である。左手に入り、小さな尾根を越え、沢沿いに進む。対岸には、石楠花の木がある。すぐに、橋の架かった沢を渡り、ここから左手の尾根に向かってジグザグに登っていく。 やがて尾根に出るが、ここに最初の鉄塔がある。この先、敦賀市と美浜町の境の稜線まで、送電線に沿って登っていく。尾根は、急であるが、右に、左に蛇行するように道が付けられており、所々にドウダンツツジが見られる。しばらくすると、道が二股となっている。直進する道は、沢を渡り、その先の鉄塔に向かっている。ここは、ちょっと注意すべき地点で、左手に入る道を登る。すぐに、ブナの大きな木があり、2番目の鉄塔に着く。広く刈り払われており、見晴らしが良い。 ここからも、尾根に沿って登っていくが、大きな石が現れると、市町の分界の稜線は、すぐである。稜線に登りきった所にも鉄塔があり、左は野坂岳に続く稜線、左手が三国山に続く稜線である。正面には、黒河林道越しに乗鞍岳方面に続く稜線も見える。 右手方向の幅広い道を進むと、3番目の鉄塔があり、その先で巡視路は終わる。しかしながら、その先もしっかりとした道が続いており、美しい林に囲まれ、気持ちの良い稜線歩きが楽しめる。まず、目に付くのが、ドウダンツツジ。花の季節には、サラサドウダン、ベニドウダンが咲き誇り、ドウダン街道の様である。さらに、ブナの林や、カエデの林もあり、歩いていても飽きない。正面に三国山の姿が見えると、すぐに三国山山頂に着く。 <コースタイム> 折戸谷林道登山口→30分(20分)→最初の鉄塔→30分(20分)→2番目の鉄塔→15分(10分)→県境稜線→40分(30分)→三国山 (注)( )内は、逆コースの時間。 ![]() |