山名   大御影山(950m) 地図
概要  美浜町新庄の南、滋賀県との県境に位置するこの山は、嶺南地方の最高峰ながら、何故か国土地理院の地図には山名が記載されておらず、三角点も三等である。
 しかしながら、この山に続く尾根は、過去には若狭・能登野と近江・酒波を結ぶ近江坂と呼ばれる峠道として利用されていた所で、現在も深くえぐられた昔の馬道が残っている。また、道の両側には広葉樹の美しい林があり、大御影山の西側の尾根には、広大なブナ林がある。従って、この山はピークを目指すというより、昔の近江坂の歴史を感じながら、気持ちの良い林に囲まれた尾根道を楽しむコースである。
写真

【主なコース紹介】 (ガイドブック「若狭の山々」では、すべてのコースを詳しく紹介しています。)

コース名 粟柄谷林道から大御影山へ 粟柄谷林道から新庄への縦走
難易度 一般コース(初級) 一般コース(中級)
概要  美浜町より粟柄谷林道を登り、県境に駐車する。ここから3km、1時間林道を歩くと、右手に登山口がある。登山口から少し登ると、深くえぐられた昔の峠道が現れる。両側は美しい樹林に囲まれており、気持ちの良い尾根歩きができる。1時間10分尾根を登って行くと、前方に反射板が見え、その手前20mの右手に山頂がある。  左記コースにて大御影山に登り、反射版の所で左には入らず直進する。780mのピークを過ぎると、美しいブナの林が現れ、1時間15分で850mピークに着く。さらに尾根道を進むと、広大なブナ林があり、784mのピークを越え送電線鉄塔の所まで続いている。ここまで45分である。鉄塔を過ぎると750.9mのピークで、ここからは送電線巡視路に沿って下る。3基目の鉄塔を過ぎたところで、左の巡視路には要り下っていくと、2時間で林道に出る。林道を40分歩くと松屋集落に着く。
所要時間 (登り)2時間10分
(下り)1時間40分
(大御影山まで)2時間10分
(大御影山から新庄まで)4時間40分

このほか、若狭町の能登野から昔の近江坂を使うコース(一部藪こぎ)もあります。

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