山の最新情報です(各山の概要と合せてご覧下さい)
<「若狭の山々」発刊以降の情報を提供しています>
山名 | 野坂岳 | |
最近の状況 | 2002.2.23 | ●冬の野坂岳に登ってきましたので、様子をお知らせします。(今年は、全般的に雪の量は少なめです。) 野坂いこいの森の管理事務所までは除雪されており、車では入れます。その先もわだちがあり、終点駐車場までの中間点まで車では入れました。登山口からずっと雪がありましたが、朝のうちは雪が硬く、トチノキ地蔵まではワカンなしでも大丈夫でしたが、その先はワカンがあったほうが楽でした。しかし午後になると雪もやわらかくなるので、ワカンは必携です。積雪は一の岳の直下で辺りで1m位でした。一の岳を過ぎると雪面はクラストしており、快適に歩けました。頂上の小屋の入り口は、直前に除雪されたようで、簡単に中に入れ休憩できました。 なお、今回はスノーシューを試験的に使ってみましたが、のぼりはトレースが残っていたせいかワカンのほうが楽のようでした。下りは雪もやわらかくなったこともあり、スノーシューも威力を発揮しました。 |
2005.11.26 | ●野坂岳から三国山へ続く稜線のコース案内を、下の新らしいコースに追加しました。一般道ではありませんので、注意下さい。 | |
新しいコース | 《野坂岳〜三国山》 (概要) 野坂岳の南に延びる稜線は、三国山に続いている。かっては、この稜線は、藪に覆われ、残雪期のみに許されるコースであったが、最近では少し刈り込みもされており、大変歩きやすくなっている。晩秋などの、下草が消え、木々の葉が落ちた時期には、途中の美しいブナ林を見ながら、快適な尾根歩きが楽しめる。ただし、途中、わかり難い所もあるので、赤テープなどを参考に慎重に行動する必要はある。 ここでは、山集落からの登山道が稜線に出た地点から、三国山への登りの最低鞍部までを紹介する。野坂岳から、出発点までは、一般登山道で、約40分で到達する。また、三国山への最低鞍部から途中の送電鉄塔までは、我々は歩いていないが、約40分の道のりである。急斜面であるが、ここには、ジグザグの古道のような道が付いているとのことである。また、送電鉄塔からは、40分で、三国山に着くが、この部分の案内は、「赤坂山・三国山の最新情報」を参照されたい。 (コース紹介) 福井県敦賀市の山地区からの登山道が市町境界稜線に出たところから、コースを紹介する。この辺りは、背の低い笹の上に、気持ちの良い林が広がっている。平坦な尾根を歩いていくと、潅木となり、両側からの木が少し煩い。小さなコブをいくつか越えると、正面に芦谷山、右手に庄部谷山が見える。稜線には、いろいろなテープが付けられており、コースがわかり難くなった時は、参考にすると良い。小さなピークを越え、下っていくと、左右にきれいなブナ林が広がり、芦谷山への鞍部に着く。ここからは急な登りとなり、登りの途中で振り返れば、野坂岳の雄姿が見える。道は、イワウチワの群生する細い尾根となり、小ピークを越え、下るとブナ林の広がるきれいな鞍部に着く。幅広い尾根を登ると、急斜面となり、次のピークに着く。ここには、左手からはっきりとした尾根が合流しており、逆コースから来た場合は、迷いやすい地点である。テープに従って、まっすぐに急斜面を下る必要がある。ここから少し下り、潅木の中をゆっくりと登ると、大きなブナの木が現れ、後ろに、木々の間から野坂岳が見えるようになると、芦谷山(866m)に着く。山頂には、木のプレートが付けられている。 芦谷山からは、いくつかのコブを越える。初めは少し藪っぽいが、やがてブナ林となり、大きな木も混じるようになる。やがて、左手が二重稜線となっているピークに着き、ここからゆっくり右手に曲がっていく。低い笹の生える広い尾根を下って行くと、右手の庄部谷山へ続く尾根との分岐点に着く。ここは広場のような所であり、大きなブナの木が多い。庄部谷山への尾根は、ブナの並木道のようである。 分岐からは、小さな笹の尾根をゆっくり下っていく。この辺りも、大きなブナの木が多く、気持ち良い所である。しばらくで、右に曲がる地点に来るが、ここは、要注意である。真っ直ぐ行きやすいので、注意してほしい。テープがたくさん付けられているので、それに従って右に曲がるが、この辺りも木が生え込んできて、わかり難いので、テープに従って進んでほしい。すぐにきれいな林となり、なだらかな下りの尾根となる。この後、突然、掘れた古道に出会い、下りが急になると、右手に沢の源頭が現れ、鞍部に着く。ここで、左手に杉の植林が現れるが、この植林は、三国山への登りの鞍部まで続く。植林のため、左は鬱陶しいが、これからは、植林との境界を歩けば間違いない。沢の源頭部からひとつピークを越えると、下りは急になり、三国山への登りの最低鞍部に着く。 我々は、ここから、右手の沢を折戸谷林道終点に向けて下ったが、沢沿いに10分程下り、炭焼き釜の跡の辺りより左手に回り込むように歩くと、鞍部から20分程で、林道終点に着いた。 なお、最低鞍部からは、送電鉄塔まで、40分、その先、三国山までさらに40分の道のりである。 (コースタイム) 野坂岳→(40分)→山集落からの登山道→(60分)→芦谷山→(30分)→庄部谷山への分岐→(60分)→三国山への最低鞍部→(40分)→送電線横断点→(40分)→三国山 (注)逆コースは、30分程余計にみておいた方が良い。 |